印西の魅力がつまった、八つの風景めぐり

平成22年の市町村合併を機に選定された「新・印西八景」は、印西市の豊かな自然や文化を象徴する風景の数々。田園に浮かぶ桜の巨木、静かな沼に沈む夕日、水辺をめぐる舟の旅……。訪れる季節や時間によって、同じ景色が異なる表情を見せてくれます。

どれも印西らしい風土と人々の営みが息づく場所ばかり。日常の中にある“絶景”と出会い、印西の新たな魅力を発見する旅へと、ぜひ出かけてみませんか。

大六天の眺望

印西の北西にある手賀沼は、江戸・明治の時代は「つ」の字形の一つの大きな沼であったが、明治から大正にかけての干拓・新田開発のため、北部手賀沼と南部手賀沼に二分されました。

以前は生活排水で水質が悪化しましたが、現在は多くの人の努力によって昔の姿を取り戻しつつあります。 永治小学校脇の水田の彼方に手賀沼の美しい水面を望むことができます。

印旛沼夕景

湖沼としては千葉県最大の印旛沼。古くから地域の漁業の中心であり、農作物を育てる水源でもあります。

ウォーキングやサイクリング、釣りなどアウトドアレジャーなどにも人気です。 瀬戸の徳性院から見下ろす印旛沼の夕日は絶景です。

いんざいぶらり川めぐり

「ぶらり川めぐり」は、風を感じる舟で六軒川、弁天川、手賀川をめぐる小さな船旅です。 これらの川の周辺には様々な水鳥や魚などが生息しており、季節ごとに様々な表情を見せています。 のどかな風景を見ながらゆったりと楽しむことができる水上散歩です。

ご家族・ご友人お誘い合わせの上、乗船してみてはいかがでしょうか。

コスモス畑

印西牧の原駅周辺では、毎年「コスモス・里山まつり」が開かれ、市民が種まきをして育てたコスモスが数百万本もの規模で咲き誇ります。

この地区だけではなく、秋には市の花であるコスモスを市内の至る所で見ることができます。

夜明けの利根川

別名「坂東太郎」とも呼ばれ、コイやフナなどの釣り客で賑わっています。 江戸時代に利根川の東遷と呼ばれる治水工事が幕府によって行われ、江戸への重要な物資輸送路となる水上交通路が完成しました。

特に木下河岸は流通の便に優れ、銚子や九十九里浜、霞ヶ浦沿岸から江戸へ至る水陸の要衝として栄えました。 往時を偲ぶものは少なくなりましたが、土手から眺める利根川の雄姿は見事です。

木下万葉公園

国指定天然記念物「木下貝層」を擁した緑豊かな公園です。 丘の上の「展望広場」からは木下の街全体や利根川、遠くには富士山と筑波山を望むことができます。

園内には「万葉集」でも歌われている草木や河津桜など四季折々の色彩を楽しむことができます。

小林牧場の櫻花

小林牧場は、約 700m 続くソメイヨシノのトンネルが見事で、しだれ桜や八重桜など長い期間桜を楽しむことができます。 県内有数の桜の名所であり、「房総の魅力500選」の一つです。

吉高の大桜

吉高の大桜は、樹齢300 年以上といわれる山桜の古木で、市の天然記念物に指定されています。 枝張りは25mにも達し、枝一杯に咲き誇ります。 菜の花の黄、空の青とのコントラストはまさに圧巻です。

結縁寺の風景

この本堂には、大正 3 年に国の重要文化財に指定された「銅造不動明王」が安置されています。 地元の人たちからは「お不動様」と親しまれ、毎年9月28日にご開帳されています。

また、この周辺は「にほんの里100選」に選ばれている自然豊かなところでもあり、更に境内付近には蓮の花、彼岸花、コスモスなど季節ごとの彩りが風情を漂わせています。